カテゴリー別アーカイブ: s-works ターマックSL3

※再掲載 ターマックSL3 その異質な存在感 ~高負荷ゾーンにおいて豹変するツンデレ娘~

圧倒的な動的性能とそれだけではないツンデレっぷりをアピールしてくれた
前回のインプレ。

しかし長所が特徴的に光る分、影もある。
あと、ホイールがZIPP404だったのも考慮しなければならない。

やはり振動吸収性は決して褒められた物ではない。

特に今回使用したスパイダーサドルとの組み合わせでは僕の尻は引き裂かれるかのようだった。

スパイダーサドルは過激なルックスとは裏腹に意外に乗り心地はいいのだけれど、
このバイクとの組み合わせではロングライドはちょっと御免被りたい。

その前にのっていたBMCSLRの感覚が体に残っていたのだけれど、SLRの全身が圧縮された高弾性ゴムのようなフィーリングに比べると大味に感じてしまう。

手に伝わる衝撃もかなりダイレクトである。

コンフォート性だけで見るなら、かなり厳しいところはある。

でもこのバイクはそれでいいんだろう。

今回一番印象的だったのは、チェーンがスプロケットに絡む、その衝撃さえもペダルを
介して感じられるような気がするほど、リアセクションがリニアな感じがしたことだった。

高回転で回しているとき自分のペダリングのムラがモロに感じられる。リアセクションの硬さがもたらしている副作用なのか分からないが、懐の深いバイクに乗っていると
わからない感覚が新鮮だった。

もしかしてこういうバイクは自分のスキルを向上させるためには非常にいいのかもしれない。


今はハイエンドバイクもある程度市場のニーズにあわせて商品力を上げていかなければならない時代だ、

でもスペシャライズドのエンジニアたちはもしかするとあまりそういうことを考えずに純粋にプロの剛脚を満足させることだけを考えてこのバイクを作ったのかもしれない。

ハイエンドバイクに注がれるはずのある種の憧憬やロマンみたいな物をあえて蹴っ飛ばして、潔く動的性能にフォーカスしたからこそのその歪なまでの存在感。

相当自分たちの技術に自信がなければこのスタンスは貫けない。

ぱっと見はどことなく排他的でありながら、一線を踏み越えるなら比類なき加速感で応えてくれる。

ただし、ちょっとでも足を止めようとするなら、たちまちに愛想を尽かされてそっぽを向かれてしまう。

このバイクにまたがったからには最後、その魅惑の加速ゾーンに居続けるために歯を食いしばって汗水たらして脚力を貢ぎ続けなければならないのだ

まったく悪女のようなバイクである・・・・

s-works ターマックSL3

ホイール zipp404クリンチャー
シフター st5600
RD   RD5600
ブレーキ  AXIS 1・0 (おそらくスペシャの自社ブランド物)
クランク 旧SL-k(チェーンリングs-worksのモノに換装)
スプロケット cs7800 11-21
シートポスト  SL-K
サドル     タイオガ スパイダーツインテール
ハンドル FSA コンパクト 

重量 ペダル抜き 約 6,9kg

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