雑談 回っているのは寿司なのか時代なのか、それとも僕なのか

暖簾をくぐる。座席に通される。大型の系列店じゃなければ大抵の店はカウンター席しかない。荷物を廊下側、待合席に置かせてくれる店は大概いい店だ。

おもむろに椅子に腰を降ろし、少し左右に揺すって見る。椅子のベアリングが滑らかに回転するのも大概良い店の証拠である。そうしてお絞りで手をぬぐい、湯のみに粉末のお茶を注ぐ。

レーンの中で華麗なステップを踏みながら次々と注文をこなしていく職人の所作は、一流の舞踏家か、もしくは筋力に頼るのではなく身体構造を理解し、効率よく業を繰り出していく練達した格闘家を思わせる。

そんな職人の小気味良い動きを視界の隅にとどめながら、向かいの壁にある今日のお勧めを一瞥し、作戦を練っていく。それが回転寿司における一般的なルーティン。イ○ローだってやっている。 続きを読む 雑談 回っているのは寿司なのか時代なのか、それとも僕なのか