colnago C60でいやな坂を下る

梅雨入りするも中々まとまった雨が降らず、水不足が叫ばれているこの夏。ニュースでは連日今年は記録的な暑さになる、と騒がしい。僕の心臓は暑くなると不整脈をもってストライキを始めるので、今から戦々恐々としているところでございます。

と言うか、メディアは予想もしない手で僕らの心に何かを植え付け、やれ新しい製品やらサービスを買わせようとする。そんな強迫観念に支配されてしまっている身としては、この「暑い夏」と言うのもそれを通してエアコンの買い替えだとか体力づくりのためのライザップだとかそんな事を考えてしまうのですが・・・

と週末の今日、午前中は少しぐずついた天気だったのですが夕方に入り安定を見せていたので久しぶりに外に乗り出しにいきます。

カーボンクリンチャーのブレーキ面のすりあわせが中々終わらない愛車、LOOK595。実に地味で時間のかかる作業に嫌気が差したのか、今日は久しぶりにC60に乗りたくなりました。

ここの所、595と695を交互に乗り換えて乗る事が多かった。ラグドカーボンの一つの完成形とも言える595から695に進化するにあたりLOOKは何を考えてどう舵を切ろうとしたのか、理解してみたいな、などと。その辺はまた近日中にまとめる機会があれば。

さて、久しぶりに乗ったCOLNAGO C60ですが、やはり素晴らしい。

今日のコースはゲレンデを横切って山に入り、長く荒れた下り坂を延々とふもとまで降りていきます。

このコースはあまり足の向かないコース。勾配もキツイのですが、コーナーがかなりタイトな上、見通しが悪い。なによりもアスファルトが所々罅割れている上に道を横断する排水溝がいくつも待ち受けています。

排水溝と道路のギャップもかなりあるためかなり気を使いながらくだらないといけません。さらに距離もある。

カーボンホイールや、addictみたく超軽量にくみ上げた車体ではあまり行きたくない道であります。

久しぶりにC60に乗る。あえてこの厳しいコースで車体がどういう挙動を示すのか試してみたいという気持ちになりました。

ホイールはmavic cosmic carbon SLR 旧型なのでブレーキは通常のアルミです。コンポはDURA9000。頑丈なmavicのホイールに最新duraのブレーキですから、下りにおいて不安要素はほとんどありません。

これらのパーツのアドバンテージを差し引いてもC60の下りっぷりは凄いの一言。

生粋のレーシングブランドCOLNAGO 、それもCの系譜のバイクなので基本性能はゴリゴリのレーシングバイクのそれです。それもかなり古い論法で作られたそれを想像していただけたらと。

当然やわらかい訳でもなく、特筆すべき振動吸収性を備えているわけでもありません。それでも容赦なく車体を揺さぶるアスファルトに刻まれた爪あとも、つづら折のコーナーでの加減速もなんら意に介することなくワシワシと乗り越えていく感覚。大型のクルーザーが外洋の大波もその質量の大きさで難なく乗り越えていく感覚に似ているでしょうか。

何か、ひどく硬く中身の詰まった物がしっかりと地面に足をつけて下っていく。ギャップはしっかりと拾いますがそれによって車体の軸がぶれることが殆どない。ものすごい安定性。そしてニュートラルな旋回性能。ハンドリングが軽やかなわけではないのですが前記の安定性によって何の不安もなくバイクを倒しこんでいくことが出来ます。

この辺にもバイクの素性の良さというか、武闘派コルナゴが何を大事にしているのかの思想の一端が透けて見えてくるような気がします。

 

 

 

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