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colnago C60 あやうくお座敷バイクとなるところであったわ

零細ペンションの二代目オーナーとして、夏と冬の合宿シーズン外の時期に何かお客を引き入れるネタが欲しいとはじめてみたレンタルロードバイクサービス。

ただ自転車貸すだけだと面白くないので、どうせなら普通のレンタルバイクじゃありえないようなアクの強いバイクを揃えたら、商売にならなくても個人的にニヤニヤ出来るとコソコソ機材を揃え始めてはや数年。

そんな中で出会ったのがこのC60。まともに手を出したら一家離散の憂き目に会いそうな高級バイクをいかにして手に入れたのか

と、数あるバイクと同じように此方のフレームも補修したフレームであったりする。勿論十分なカーボン積層を加えた上で何回も乗り込んで強度を確かめてから乗るようにしている。

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比類なき美しさと手の込んだグラフィックの此方の車体。もう車体に小さい傷すらもつかないかと気が気じゃない。トップチューブに小さいクラックが入っていたフレームを補修したのだけれど、何とか目立たないように外観も整えてある。

通常のフレームなら補修後乗っていて何か異音、違和感があってもカーボンを巻きなおせばいい話なのでそんなに気にしないのだけれど、C60に関してはとにかく美観を損ねたくない。もしここからフレームに異常が生じるなら、ちょっとごめんこうむりたい状態になってしまうのだ。

と、昨日久しぶりに乗り込んでいくうちに、車体のどこからかクキっクキっと耳障りな音が鳴り始める。

ああ、まさかはじまってしまったのか・・・・

以前にも原因不明の異音が発生しあれこれ原因を探った結果、リアホイールのクイックが緩んでいたことが判明して胸をなでおろす出来事があった。

それから一年。総走行距離は長くないけれど、もしかして補修箇所に限界が来てしまったのか。ヒルクライム時、シッティングの時に踏み込むと例の異音が発生する。逆にダンシングの時には音がしない。普通はダンシングの方がトルクが強く車体に負担がかかりそうな物なのに、訳がわからない。

ためしに補修箇所を握り締めながら漕いで見ると、気持ち異音が小さくなるような気がする。これはもしかしてもしかするのか。そうなると、もうパーツをばらしてフレームで飾っておくしかないのか・・・

最悪の事態も覚悟して腹を括りつつ色々と調べていくと、結局フロントディレイラーがチェーンに干渉しているだけだった模様。短い距離ヒルクライムを一本こなしてみても何の異常も見られなかった。ああ、良かった・・・・

世にお座敷バイクは数あれど、近年のバイクの中でもっともお座敷に君臨する率が高いバイクがもしかしたらこのC60ではなかろうか。

走行性能の極限は果てしなく高く、どんなシーンでもすべての挙動を余裕でこなしている印象がある。突出した走行安定性とフレーム剛性が何物にも動じない乗り味を演出している。

いかつい車体に反してヒルクライムも十分すぎるほどの登坂力を見せてくれたりして、走っていてどこかストイックさみたいなものが感じられないのが唯一の欠点か。

お座敷に飾られてもまあいいかなー、なんて一瞬でも思ってしまった自分がいる。でもしばらくは現役で走ってくれそうで何よりだった。

なんだかんだいって、コルナゴはアスファルトの上を傲慢なまでに突き進んでいく姿が美しい。

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