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PF30 super six evo high mod ベアリング打ち出し、洗浄

BB30がPF30に発展したことで、BBとフレームの軋みによる異音発生のケースは少なくなりました。が、相変わらずむき出しのベアリングは異物入りたい放題。

実際にドライブ側のベアリングにザラツキがあったので、これを打ち出し、洗浄してみようというのが今回です。

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クランクの間に一枚挟みこんだシールをはがしたら、もうベアリングが出てきます。いくらフレームとの軋みの問題を解決してもこれではベアリングに異常が出てくるのは時間の問題といえるのかもしれません。

シマノBBは生ベアリングにたどり着こうと思ったらもうBBそのものを破壊する覚悟で何層にもわたるシールを攻略していかなければなりません。シマノBBの回転は重い、と良く言われますが、回転性能を犠牲にしてまで防塵、耐水耐久性能を追求しているわけですから当然です。

個人的にはBBの回転がいくら軽くなろうとも走行感にはほとんど寄与しないと考えているアンチセラミック派ですので、シマノBBの強靭さはもろ手をあげて賛成したいところです。

とにかくこいつを打ち出さなければ話になりません。これまでのフレームは千枚通しと玄翁で無理くり打ち出すことができていたのですが、このBBはいくら打ち込んでもびくともしませんでした。ここは専用工具に頼る必要があります。

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今回しようしたのはこちら。

グランジのたこさんウィンナー兼BBツール。赤く塗ったらキッチンにあっても違和感のないデザインになっております。

使い方はいたって簡単原始的。こいつをBBにあてがってガンガンと打ち込むだけ。

それにしても、このカーボンフレームを強打する行為、どうにかならないものでしょうか。中々出てこないBBカップをひたすら打ち据えていきます。ガンガンとガンガンと規則正しい打撃音が山々にこだまします。こんな風に規則的な打音を上げていたら、山から怪しい生物が寄ってきてしまうのではないだろうか、などと余計なことを考えて心を紛らわせながら打撃を続けていきます。すると

こんこん、こんこん、いつしか打撃音に混じって、窓を叩く音のようなものが聞こえてきました。気になって窓の外を見ると、ちいさいジャミラのような見たことのない生き物が窓のそとに顔を押し付けています。

「てん・・そう・・めつ・・てん・・そう・・めつ」

その不気味な生き物はそうつぶやきながら窓をノックし続けます。窓を破って入ってこようとしているようです。とんでもない不気味さ。鳥肌が立ちます。

思わず手にしたBBツールを窓に投げつけると、驚いたようにジャミラは逃げていきました。

しばらくすると、どこからか呟きがきこえてきます「ハイレタハイレタ・・」思わず振り向くと、さっちゃん(新妻)がうつろな目をしながらそうつぶやいています。と

そんなことを考えながら無心にBBを叩き続けるうちにやっとカップごと外れてくれました。数十万するカーボンフレームをかなづちでゴンゴン叩き続ける行為は非常に精神を蝕みます。余計なことを考えて現実逃避でもしていないと気が狂ってしまいそうになります。

ベアリングのシールをはぎ、パーツクリーナをためた容器にベアリングを投入して古いグリスを溶かします。グリスはまだきれいでしたが、洗浄液の下のほうに、無数の砂粒が沈殿していました。やはり異物の混入は避けられないようです。

今回ベアリングをクリーニングしても、しばらくするとまた異音が発生するのは目に見えています。

いっそ、金属製のスリーブを入れてスレッドBBにしてしまおうかと思ったのですが、フレーム純正のホログラムクランクの性能を考えるとどうにも踏ん切りがつきません。

要はベアリングを打ち出す行為をもっとフレームにダメージの少ない方法でやれればいいのですが。というわけでほかの専用器具を用意することになります。それがどんなツールかというとまた次回に。

すばらしいものが見つかりました。

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