img_6198

パーツインプレッション shimano r9100 新型デュラエース 序文その2

何かと物入りなはずなのにどういう訳か、物欲の嵐吹き荒れん11月。前回に引きつづき条件反射的に手に入れてしまった新型デュラエース、R9100系の所管、二回目でございます。

序文なのに二回目とはこれいかに。今回もてきとーに長くなる可能性がありますがお付き合いくださいませ。

テーマは「それをやったら元も子もないだろう」

img_6198

上図、新型STI9100 宝石かと見まがうばかりの艶々感。ヴィダルサスーンも真っ青です。

前回から引き続き。油圧ブレーキ、パワーメーターに興味のない人にとってはマイナーチェンジの塊のようにも思える今回のデュラエース。逆を言うと前回の7900~9000へのアップグレードがインパクトが強すぎたとも言えるかもしれません。

9000系をもってシマノはロードコンポートネントにおいてはるか彼方に飛び去ってしまったような印象を多くの人が抱いているはずです。というか7900系・・・・・

発表当時のシマノ陣営の、「我が方の技術力、三国無双の豪傑なり」といった感じの最強感があったのではないでしょうか。現に四年たったいまでも9000系に何一つとして不満やら不足感なんぞ抱く余地もないのです。

それでも、時が来れば新しいものを生み出していかなければならない。とまったら死ぬわけです。死んだらもう過去の遺物。さて、このすごい9000系の後継を作るにはどうしたらいいのだろうかと、かつてのシマノの無双感は逆に自らの首を絞めはじめるわけでございます。

img_6208

油圧、パワーモニターは流れ的に組み込んで当然の機構でしょう。それに加えてライディングシーンのやフレーム形状の多様化、リア歯数の増大傾向あたりに対応して重箱の隅をつつくようなマイナーチェンジを施す。あとは近年のフレームに会うように見た目を調整したら、信者は多額のお布施を払ってくれる。これでもう数年間はわが社の株も安泰やけんな。

そんな安逸かつ消費者を馬鹿にした選択をしなかったあたり、流石我等のシマノです。日本にこの企業があることを誇りたい。

FD、RD以外抜本的な構造の変化は見られません。変速機はまだ改良の、時代の流れにアジャストさせる機構の余地があったのでしょうか。

クランク、ブレーキの改良の姿勢に今回のシマノの意地というか心意気を感じるのであります。

img_6194

ブレーキ、ブースターが追加され、前作より性動力アップ、あと全体の構造が少しシンプルになったような感じがします。これ、いろんな媒体がいってないんですけど、かなりデカくなっているのです。もちろん重量増。

このデカさはいささか端整、均整を美徳とするロードマシンにおいてはいささか歪に感じるものがありました。

性動力のタッチ質感の向上は絶対正義でありますが、性能向上のためにどこかロードバイクの絶対領域のような美しさ、バランスを侵食しているような危うい感覚を覚えたりするのです。さらには意図的なのかどうなのか分かりませんがその巨大さを殊更強調する漆黒の外見。

img_6192

 

そしてクランクです。個人的にですが、初めてシマノが四本クランクを発表したとき以上の違和感を覚えてしまいました。

img_6202それにしてもひっでえ写真です。

もっとも応力のかかるであろう部分が、異常にまで張り出したデザイン。そして太すぎるクランクアーム。実物を持ってみると、TT用エアロクランクかと突っ込みたくなりました。チェーンリングに対するアームの比率が完全におかしなことになってる。

あくまで個人的にですが9000系のブレーキ、クランクには金属加工技術の極み。工業技術を芸術の域ににまで昇華させたような華を感じていました。クランクのどこまでも均一な薄さに仕上げられている感覚はそのまま踏み味の軽やかさ、クリアーさを演出していたように思います。

純粋な技術が、感性の官能的な部分に訴えかけてくるようになったのかと新鮮な感動を覚えたりします。

では今回のクランクはどうなんだ?ブレーキと同じく重々しく塗られた外観。そして手にとってみると予想を裏切られる、紙でも持っているんじゃないかと思える軽さ。軽薄でさえあるかのような印象をうけます。

自転車の部品というくくりというかモラルの中で、前作を越える性能を。剛性がモロにでるこの二つの部分でそれを達成しようとしたらどうなるのか。

自転車に携わる人間が無意識にはみ出さないようにしている「タガ」の様な物、そのくびきを外さなければならない状況がついにシマノにおとずれてしまったのでは、そんな妄想をたくましくするわけであります。

それがいやならオリハルコンなりヒヒイロカネなり超合金Zなりもってこい。でもアルミじゃなければデュラエースじゃなくなる。

アルミであること、ロードバイクに取り付ける部品であること。そのどちらかを振り切るときがついにやってきたのでありましょうか?

すでに一記事1500文字程度という自分の中のくびきが振り切れてしまっているので、さらに続きます。序文なのになあ・・・

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA