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パーツインプレッション shimano RD-R9100 その参

ついに「新型デュラエース R9100のRDが凄え」が今年の流行語大賞にノミネートされそうです(俺調べ)

そんなshimano-R9100系のリアディレイラーを巡って新石器時代アフリカから現代日本まで、運命に翻弄される男女の物語を書き綴ってきましたが今回で一応のまとめにしたいと思います。

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~前回までのあらすじ~

小樽、手宮洞窟の壁面に刻まれていたのは、謎の神代古文字だけではなかった。洞窟最奥部に発見された三角形を貴重にした幾何学模様。かの文様を分析した榎本武揚らは、それが未知のテクノロジーを用いた何がしかの駆動機関であると推測。重力子の制御装置の可能性も示唆されている。

来る明治政府との決戦兵器とするべく研究を続けるも、ある日研究所から資料は忽然と姿を消していた。それと同時に洞窟にも件の文様はかき消され、新たな岩肌が露出していた。

それから時をまたぎ、新型デュラエースを手に取った榎本は愕然とする。

「なぜこれがここに・・・・」超超ジェラルミンの物体に耳を傾けよ。それは静かに鈍く輝きながら、解き放たれる時を待ちわびている。

 

と、そんないわくありげなテクノロジーが使われていると妄想したくなるほどの変速性能を持った今回のRD-R9100です。

これと比べると紐付き変速の極みに至ったと思われていた9000系RDの動きが、全時代的な物に見えてきてしまいます。

リリースレバーをクリックし、ギアを一段重くする一連の流れ。解除レバーを押した瞬間、リアディレイラーは僅かに外側に動き、リリースした瞬間にもう一段外側に動いて変速を完了させる。

9000系から導入された二段階に分かれた変速プロセスは9100系でも継続されています。これが変速スピードだけじゃなくて操作する気持ちよさの様な物も演出していて、シマノがついにカンパの官能性に肉薄してきた、などといわれていたのですが。

このこれまでになかった細かい変速機の動きが、9000系の特徴的なあの「ぬるぬる」した、生物的な動きの大きな要因でした。では9100系は?

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前回にあったぬるぬる感は息を潜めています。ぬるぬる好きで、四六時中あまたの中はぬるぬるする流動体のことを考えている人たちは少しがっかりするかもしれません。今回の動作は、非常に段階的、プロセス的になっています。パンダグラフより上の部位が非稼動になり、全体の動きが小さくなっているからそう感じるのかも知れません。

動き、止まる。機械のストップ&ゴーがはっきりとしていて、所定位置に機械が納まる速度がものすごく速い感じを受けるのです。これは、センタロンプーリーを廃し、非稼動のプーリーにしたことも聞いているのかもしれません。

この連続しつつ、静と動の区別がはっきりとついた動作を連続させる様は前作の生物的シームレスな動きとはまったく別物ながら、ものすごく見ごたえがあります。機械式の、機械らしさをさらに煮詰めたような。そして、チェーンが動き、次のギアにかかる動作に一切の曖昧さ、タイムラグがないように感じるのです。この変速速度の向上と、所定位置にまるでコマ落としのように収まっていく様。

MTBをはじめとしたこれまでとはまったく違った技術体系の投入が、今回の変速機の飛躍的な性能向上をもたらしたのでしょうか。9100系のリアディレイラーは、傑作と呼んでも差し支えない物に仕上がっているかもしれません。

見た目、ロングゲージになり今までのロードバイクのシルエットとはちょっと異なる見た目になってしまいます。その辺で導入をためらっている方もいるかもですが、この新時代を感じさせる動きの精密さはぜひ体験してみてほしいところ。別にシマノから何かもらっているわけではありません。

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ちなみに超超ジェラルミンは戦時中、兵器使用のために開発された技術でありゼロ戦にしようされていたことで有名な金属です。開発されたのは1938年あたりとも言われています。

が、これが先史時代の遺構から発見され、さらに古代ユダヤとのつながりを匂わせる篭目紋ににた意匠を見て取れることにどういう意味があるのでしょうか?

神代日本とメソポタミアのつながり、さらにはその奥にある人類起源にかかわる物語とテクノロジーが、シマノの中にいる何者かによってこの時代に再現されているのかもしれません。彼の人はこの技術を現代に蘇らせる事で、今の人類社会にどんな波紋を投げかけようとしているのでしょうか・・・。新しいデュラエースによって、いよいよ世界はひとつの価値観の元に纏め上げられる流れが強まるでしょう。そのとき、シマノはどんな価値化を示すのか。シマノ今後の動向から目を離せません。

・・・悪魔は、常に光を装いやってくるのですから・・・・

 

 

 

 

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