img_6191

パーツインプレッション 新型デュラエース BR-9100

諸々、東京に出張にいっていたり、なんか変なハンドルが送りつけられてきたり、ヤギがさかりを迎えたりと

色々重なって先延ばしになっていた新型R9100を丸裸にする試みも、ようやく再開となりますた。

興奮のあまり私も丸裸になりそうです。

img_6195

 

今回は兼ねてから予告していたブレーキを愛でつつ、流転する魂がいかにウルのジグラット頂上にて登る

冬至の太陽に浄化され、イシュタル(五十足、倭の国ではいそたると表記)にまみゆるのか考察。

 

 

まずは簡単な概略から。

前作からの変更点

  • 黒くなった
  • 重くなった
  • デカくなった
  • 硬くなった
  • ・・・以上

 

要約するとこんな感じになりました。この大地から天空を貫かんと屹立するシバ神のごとき変化。

確かに男性諸氏ならば両手を上げて賞賛するに値する変化ではあります。

 

一般的にそれはリンガ信仰とよばれ、命を生み出す大地のエネルギー、そしてそれを破壊する荒ぶるもう一つの力。

減少していくエントロピーと、唯一それに抗おうとする意思とも言える命の力。進化の意思。丹田より生じ、体内を駆け巡りながら眉間へと登ろうとするナギ(蛇)のごとく迸るシャクティ。おチャクラ全開。

 

およそ半数の人類の太腿の付け根にある、陽の根っこは両の極を内包する創造と破壊の神、シバ神やそのエネルギーの顕

在として信仰の対象となってきたのであります。

 

インドでは多くの人々に浸透しているリンガ・ヨーニ思想も近代日本においては、西洋思想の蔓延とともに恥ずべき物として意識の下に封じられてしまっております。今となっては古代祭祀場や民間信仰にその原型を見て取れるだけ。

なので、このリンガにとっては喜ばしい変化に対し、近代啓蒙思想の風に吹かれ続ける我々にとっては戸惑うものとして感じられたとしても無理のない話になるのでございます。

 

img_6192

7000系アルミ、通称超超ジェラルミンを構成素材に使用している自身の名前の由来より、アルミの質感を最大限に活かし仕上げをしてきたこれまでのデュラエースの外観。一転して9100系は漆を思わせる漆黒。ポリッシュとアルマイトの

ツートンカラーが怜悧さを演出していた、先代9000系ブレーキのメカメカしくも軽やかな印象とはかけ離れた重厚な質感になっております。

 

重量も、前作297g→326g(どちらもカタログ値)と再びの300g超え。様々な機構を盛り込み複雑化しながらもなんとか200g台に乗せてきた前作の苦労はなんだったのかと思いたくなる。

 

そして既存のロードブレーキからはかけ離れた規格外のボディの厚み。これはほとんどのメディアが報じていないのだけれど、実際に組み付けて実物を見ると、現存のフレームに対して若干のアンバランスさを感じてしまいます。

 

ボディ肥大化、さらに内部にブースターを儲けることにより高剛性化、さらなるストッピングパウワの獲得を狙たのか、

今回のブレーキのコンセプトは見た目通りのわかりやすいものなのでありましょうか?

img_6191

それにしても、今回のデュラエースの刷新、どことなく全てにおいて理詰め、効率を重視した機械じみたアップグレードであることを感じてしまうのです。何回も書いてきましたが、ロード乗りが無意識に大切に、そして縛られてきた「ロードバイクの美学」のような物から一歩踏み出してしまったような感覚?

 

総合プロデュースの影に、デウス・エクス・マキナの存在を感じてしまう。

どこか一連の新型デュラエースに対する感想に否定的な書き方が増えてしまうのですが、別にネガティブな感想を持っているわけではないことを先に記しておきます。

 

機械の無機質、合理優先性と、人間の非合理かつ、時に理を超える力を生み出す人間の持つ情念、エネルギーがせめぎ合い、歪な形として顕現した、ロードバイク進化の特異点。そんな印象を感じる。そしてそういう尖った存在はわけのわからない求心力をはっしてしまうのです。

 

つづく

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA