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パーツインプレッション 新型デュラエース FD-R9100

なんだかんだ長々と続いたシマノ新型デュラエースの雑感シリーズようやく佳境に入って来ました。

今回はFD-R9100について書きたいと思います。今回のブラッシュアップ、FDにまでも飛躍的な構造の変化を感じられるので、シマノの他メーカーを殺る(やる)気満々感が伝わってきます。

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先代FD9000アームを長くすることで、てこの要領で驚異的な引きの軽さと変速性能がやって来ました。

この辺で、変速系、とくにフロントの性能は、、他メーカーがもうどうやっても比肩することが出来ないくらいの性能差を見せ付けてくれちゃったシマノさん。

「フロントに関しては、うちらもいろいろ努力はしてみるけど、まあ、ポーズだけね。まともに張り合うのあほらしす。」

なんていう声が聞こえて来そうな気もする中で、シマノさんが容赦なく投下してきた、紐付き変速機カテゴリーの戦略的広域制圧兵器のようなモデル。

RD-R9100でございます。さて、ざっくりとその中身

アームの長さは普通になり、複雑なリンク構造で先代とならぶ、凌駕する引きの軽さを演出。

本体にケーブルアジャスト機構が導入される。これによって、STIとFDの間にアジャスターをかますあの面倒な作業が必要なくなる。

重量 9000系 :65g

9100系 :105g とおよそ40g増

見た目、メカメカしくなる。

 

と、ざっくり過ぎるほど適当な紹介をするとこんな感じ。

肝心の変速性能ですが、先代9000系がすでにすごすぎます

「あ…ありのまま今起こった事を話すぜ! 俺は左の変速レバーを動かしたんだ。しかし伝わってくる感触はリアを変速させたような感じだったんだ。で、足元をみるとちゃんとチェーンがアウターにかかっている。 な…何を言っているのかわからねーと思うが、俺もをされたのかわからなかった…頭がどうにかなりそうだった…催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。 もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ」

と、すでにそんな次元にいってしまっているので、たいしたことは言えませんが。

たぶんこれは紐付きでありながら電動式の変速性能を凌駕しようとするシマノの新しい試みなんじゃなかろうかと。

そのための重量増。これを皆さんどうとらえるか。

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そんな今回のフロントデュラエース。狙ってやったことなのか、結果的にそうなってしまったのかわかりませんが、性能意外のところで非常に重要なファクターが一つ。それは、動作が非常に見ごたえが有るということ。

複雑にして精密なリンクが絡み合い、ぬるぬる動くさまは非常に見ごたえがあります。

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一番ワイヤーのたるんだ状態から

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トリム1

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テンションマックス状態。おもわず「クパァ」と擬音をつけたくなるような開きっぷり。フロントディレイラーの観音開きとはこのことやぁっ!

所見でおもわず「ナニコレ凄い!」とうなってしまいました。

この細かい動きの面白さ。。ガンダムのPGの変形部稼動ギミックを思わせるような無駄かつ、男の美学をくすぐるディティール。これこそ日本の技術力。

ちなみにワイヤーは暫定的に通してあるだけです。正しく組むともっとワイヤー処理はスッキリした形になりますのであしからず。

これは、変速というより変形といったほうがしっくりきます。

FD-R9100はフロントギアを変速させるのではなく、高出力高速、ハイマットモードに変化する、可変式モデルなのだ。と捉えると、毎日の変速作業がより楽しくなるのではないでしょうか。

が、重量がかなり増していることを考えると、9000系の性能でも十分なんじゃないかという気がします。9100のレバーで9000FDは引けるのか?

電動式だったりディスクブレーキだったり、他の規格に対してデュラエースの肩書きが対抗意識を燃やして、ロードバイクにしてはオーバーテクノロジーを盛り込んでしまった感を随所に見てしまう9100系の一群です。それを面白いと捉えるか、節操がないと感じてしまうかは個人の感覚ですが、今後シマノがどういう風にロードコンポーネントを定義していくのか、その分岐点となるのがこの9100系のような気がしている昨今でした。

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