wpid-wp-1444578499647.jpeg

SCOTT ADDICT SL 神々の住まう頂に至るために 2

息を荒げながら骨を、筋をきしませ
ペダルを押し下げ、高度を上げていく

むき出しのカーボン地を、最低限の
つや消し仕上げにした表皮を指でなぞる

薄く張り詰めたカーボンの下にある、
しなやかな黒豹の筋に触れたような
錯覚にぞくりとする。

wpid-wp-1444797373544.jpeg

ADDICT SLに跨り、山の道の深い
森の奥を一人、重力に逆らいながら
進む時、喚起されるイメージがある。

様々なイメージの変遷の果てに
いつも最後に思い浮かぶのは、
雪原の中を一歩一歩
踏みしめ、天空へと続く頂に挑む
登山家の姿なのだ。

そこでは何故か、彼は一台の黒い
ロードバイクに跨っている。

現実では到底、
あり得ない光景なのだけれど。

SCOTT ADDICT SL
ロードレースで並み居るライバル
達を登坂で軽やかに置き去りに
するよりも、

孤独の中で一踏み一踏み、
自分に向き合いながら限界に
挑戦していく。

そんなストイシズムが最近の
モデルにしては細く、凛とした
肢体に漲っている。

フレーム重量 720g
フォーク重量 270g

XSサイズのフレームの実測は
大体こんな物。
昔よくあった、フレーム単体重量
何何g、とか塗装前重量をカタログに
記載して、お茶を濁すやりかたでは
なく、ガチでフレームセット重量
1000g未満の物をスコットは仕上
げてきた。

ヘッドセットに小物、BBを組み付けて
も1100g半ば位だったような気が
する。

ロードバイクの世界において、軽さは
正義、とみなされることがよくある。

だけれどこの重量を目の当たりにし、
手にその羽のような重さを実感して
みると、果たしてここまで軽くする
必要があるのか?と小首を傾げたく
もなってくる。

フレーム重量アンダー700g、と華々
しい歌い文句で世に送り出された
キャノンディール、super sixEVOは
なんだかんだ言いながら、実測数値
になるとフレームセット一式1200g台
半ば位の重量があったような記憶が
ある。

勿論、当時の中では破格の超軽量
っぷりだったし、その性能からも、
ロード業界に革命をもたらしたモデル
だった。

このモデルのすごい所は、軽さとひき
変えに何かを犠牲にしなかった所にあ
って、無茶な設計でマーケティング力
を強化したような浅薄な物ではなかったこと。

余分な樹脂や、性能に影響しない部分の
繊維を企業努力によって徹底的に排除し
て、フレームの完成度を突き詰めていったら
、結果的に軽くなってしまった。

そんなフレームなんじゃないかなと
思っている。とても真面目に作られた
フレームなのだ。勿論僕の空想の域を
出ない考えなのだけれど。

それを踏まえた上で問う。
リファインしたADDICT SLは何の
ために、どうやってここまでの軽さに
いたったのか?

VOL3へ続く

ダンスの宿

ちきちきばんばん

営業中!いつかはロードバイクの宿としてもやって行きたい。

 

そして二代目オーナーの適当な自転車ブログ
389-2303
長野県下高井郡木島平村大字上木島
3278-244
TEL0269-82-2815
ダンシングハウスちきちきばんばん

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA