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序文・super six evo に今まで乗らなかった訳

昨年末に鳴り物入りで打ちにやって来た物の、今まで殆ど乗る機会がないままバイクスタンドに収まり続けていたsuper six evo 。

まあ、超軽量フレームの上にsram red にR-sysで6kgジャストと超軽量車なのでスタンドに負担が掛からないしいいや、なんて思っていたわけではないけれど。これからしばらくは、ロードシーンに革命を起こしたこいつに向き合ってみたいと思うわけでありまして、その序文となります。

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super six evo himod 2014年モデル。旧型エヴォの最終モデルでございます。2011年当時ならいざ知らず、昨年末の時点では結構軽い、程度のバイクになってしまっていたのであまり関心が無かったのです。

いざ、オークションにクラックフレームが出るまでは。

まあ、そんなに値上がりしなかったら自分へのクリスマスプレゼントともって落札してやろうかな、と上か目線でオークションの推移を見ていたつもりが、色々調べていくうちに今では珍しくなってしまったホリゾンタル細身のパイプと爽やかなペイントにすっかり虜になってしまいました。

僕の中ではぶっといアルミとか片足フォークとか、エキセントリックで斜に構えたバイクばかり作っていたイメージのキャノンディール。実はとてもに真摯に自転車に向き合っているブランドである事がevoの設計思想を通して透けて見えて来る。

ただの超軽量フレームではなく、これはロードバイクの進化のページの上で欠かすことの出来ない一台なのだ。名前のとおり革命を起こした車体なのだ。ならば、行くしかないっっっ!

そんな感じで久しぶりに血が熱くなるのを感じる。エンドルフィンの尻尾を握り締め、甲高いエキゾーストノイズが頭蓋を振動させる。心地よい幻惑感はまさしくオークション・ハイ。

上から目線の舐めた態度で臨んでいた筈のsupre six evo

気がつくと祈り、懇願するようにスマホを凝視する自分がいる。そしてこの時僕は一人、クリスマスのスウィーツ・パラダイスを堪能していた。この年になるとスウィーツ女子達の寒い視線も気にならなくなってくる。

と、そうやってやってきたsuper six evo なのだけれど、軽度のクラックを補修し、色々言われているPF30のBBも新品に換装して、それでも消えない原因不明の異音に悩まされていたのであります。ダンシングの時に、コキっつコキッツと何かを噛む耳障りなノイズが止まらない。

ほんの足慣らし程度にしか乗っていないevo。それでもこのフレームの秘める親和性の高さとシルクのようなペダルフィールは、勢いとテンションだけで作られた重量も存在意義も超軽量級のバイクとは次元が違う。名車のかおりがぷんぷんしてくる。

だからこそ、わずかな違和感がこの素晴らしい乗り味を台無しにしてしまうのだ。そうやって、気がつくとevoから足を遠ざける日々が続いてしまったのでありました。

そうしたある日、ほんの思いつきで一箇所調整してみると、うその様に異音が消えてしまうのであります。それはここ。

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シートクランプ。ボルトがヘッド側に回っていたのを、リア側にまわしてみると異音は一切聞こえてこない。こんな些細な部分が全体のバランスを壊してしまうのだから、自転車と言うのは奥が深い。

こちらのシートクランプは純正品。おそらく前のオーナーがオシャンティさを追求してクランプを逆向きにしていたのだろうか。小学生が野球帽を前後逆に被りたがるあれのような。

そんなわけで終にevoに乗れる。そういきり立った朝は曇天が広がり夕方まで降るのか降らないのかはっきりしない天気が続く。

ついに痺れを切らし、夕食後の帳が沈むわずかな時間を縫って短いヒルクライムに繰り出すも。

前日のC60にくらべて、登らない?・・・・さあ、どうなるsuper six himod

 

 

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