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super six evo himod 乗り込み4~5日目。登坂力

super six evo 乗り込み四日目、といいつつ梅雨時の微妙な天候のおかげで四日目五日目は共に短いヒルクライム一本だけと情けない内情になっております

コースはうちから出ていきなりはじまる急勾配を下ってただ上り返すだけ。美しい景色も無ければ、特別路面が整っていて恍惚とするような下りの味わいも何も無い、ただただ地獄の煉獄のような苛烈な勾配。

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さて、始めるとしますか。

梅雨時のじめじめとした空気感。早朝に走りに行こうとしても路面がぬれているとどうしても走り出す気がうせてしまう。だって車体が汚れるのいやだもの。

そんなこんなでせっかく早起きしてもそのままだらだらと布団の重力に負けそうになる朝が続いております。

そんな中でも朗報がひとつ。ずっと続いていたシートポストの異音が今度こそ、恐らくは解決された模様。

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シートポスト下部にカーボンクロスを一枚貼り付け、フレームとポストの間にある微細な隙間をなくしてみる。

コレを何回か繰り返すうちに、坂道でペダルを踏みしめるたびにこつこつと響く異音。夏の空に、黒々と染まる森の奥に、頭蓋に、そして魂に響き、どうしようもなく不快に、そして不安にさせる音は確かに少なくなっていく。

そして今日異音はほとんど聞こえる事は無くなった。自然と、体と、プラスチックとゴムが調和して奏でる静かな世界が再び戻ってきたのだ。

のどもと過ぎれば熱さ忘れる。こうなると坂にあえぐ肺の苦しみよりも毛細血管が末端から凍りつくような酸欠の苦しみよりも、耳元にささやき続けるフレームの異音が何よりも苦しかった頃が嘘のようになる。

静かに、確かに車体が坂を登っていくというのはなんとも頼もしくいい物なのだ。

super six evo シートチューブはBBに向かうほどすそが広がっていく。更によく動かすことで衝撃をいなす構造になっている。チューブ内部はバリもバルーン等整形時の残滓はほとんど残っていない。非常に丁寧なつくりになっていて、もしかしたらポストによっては内部で干渉してしまうのかもしれない。

キャノンディールがあまりにも丁寧にフレームを仕上げてしまったが故の弊害なのかもしれないと思うと、今ではこの異音も悪くなかったのかな、などと考えてしまうのだけれどやっぱりへんな音が鳴ってしまったらだめだよね。

ポストの異音が解決し、BB付近から若干のチリチリする感じは残る物の、コレはもうBB30系のシステムでは仕方ないのかもしれない。クランクシャフト周りをクリーニングしたら解決するかもしれないけれど、ホログラムクランクを抜き差しするのは実は非常に面倒くさいのだ。

必需品として、冷却用コールドスプレーは欠かせない。どんなクランクだ?使い方はご想像にお任せします。

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乗り込み始めて感じた、登りの痛痒感。この手のバイクにおいて気持ちよく登れないというのは致命的。アイデンティティの根源を揺るがす事態。それも、数日乗り込み色々とわかってくるにつれてまったく問題の無い物になってきた。

ホイールを換える。Qファクターの狭さを意識してみる。そして今回意識したのは踏み込むポイント。

ちなみに日々上り下りしているホームコースの坂は約1.5キロと短い物の勾配10度から始まり最後は16~20度の坂になっていく。短いけれど筋力と体力を搾り取ってくれる容赦ない坂で、ちょっと間違った体の使い方をするとたちまち腰痛に襲われてしまう。

はじめevoを理解しないまま乗り込んでしまったときは、外腿の筋肉ばかり使った力づくのペダリングになってしまっていた。翌日はパンパンの筋肉と腰痛で、満足に鍬さえ振れないしまつ。

evoは超軽量でありながらまったくヤワではないのがうりのバイクなのだけれど、c60、695、SLR01など、BB付近の反応が非常にダイレクトなバイクに比べるとしなりとタイミングで登っていくバイクに類すると思う。

BB剛性で力を受け止めながらカチっと上っていくバイクは適当に踏み込んでもトルクに変換してくれてモリモリと上ってくれる。

evoのようなバイクは踏み込む位置としなりのタイミングを意識しながら踏みこんでいかないと、坂での伸びに奥深さがなくなり、リアが鈍重な感覚を受けてしまう。のだろうか。

14時くらいのポイントからペダルの芯を捕らえながらフレームにあわせてしっかりと体重を乗せていくと、じんわりと進んだ後、すっともう一伸びするような感覚がある。伸びの速度が持続する時間が硬いバイクよりも長く、加速中にタイミング良く次のペダルに乗れば、急な坂でもどんどん加速していける。これは、速い。

伸びの感覚のそれはLOOK595に似ているかもしれない。595は踏み込んだ後にゴムのような反発が帰ってきてそれを押さえ込みながら加速に換えていくのが非常に楽しい。evoは反発がすくなくそのまま前にするっと伸びていく感覚。

弾力と躍動感を楽しむ595か、リニアでスムースな加速を楽しむevoか。どちらにせよ、非常にアナログで操っていて愉しいヒルクライムの世界。後でもう一度意識して595にも乗り込んで比べてみたい

じょじょにevoに魅了されていく。そろそろある程度の距離をまとめて乗りたくなってくる。問題は天気か・・・・

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