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super six evo high mod カーボン補修 その1

夏に695とVXRSを手に入れて、当面コレクションすべきバイクを殆ど手にした様な気になっていました。後そろえるべきは

マグネシウムドグマ、C40,C50, ヨネックス、最新型のマドン、アイドル・・・・・良く考えたらまだまだあります。尽きぬ甕の粉、井戸の水、地を埋め尽くす鶉肉。そして新旧名だたるフレーム達。

人間の欲には切が無く、またその物欲が人間の進歩の要因の一つであるのだから、之は良しとします。

そういえば、supersixevo もそろえておくべきだろうなあ、と思い立った矢先にオークションにて最終型のevo が売りに出されていたので、嫁に内緒で落札してしまいました。まあクラックフレームとしてはそれも4シーズンも継続している割には結構な値段まであがってしまいました。

それだけ根強い人気のフレームだという事で納得しておきます。

 

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2015年super six evo high mod

来シーズンからはevoも第二世代に入ります。evo 第一世代はこのモデルが最終形。デビューモデルの白黒が欲しかったのですが、よくよく見てみるとこのデザインが一番カッコいいと個人的には思ってしまいます。

ビッグレースにおける6.8kgを下回ってはならないという重量規制が足かせになったのか、ロードバイク軽量化の波はいったん落ち着きを見せる2009年~2010年。これ以上軽くするよりも時代はエアロやコンフォート性だ。そんな風に新たに舵を切り出したシーンの流れの最中、突如キャノンディールが生み出したこのバイクは文字通りロードレース界に革命を起こしたのです

キャノンディールと言えば極太のアルミ、

極太のアルミと言えばキャノンディール。

小橋健太と言えば逆水平チョップ、と同じくらいにこの単語はワンセットで語られていたのでした。

軽量バイクの代名詞だったスコットやサーベロでもなく、ストークやらキャニオンやら当時はマニアックだけれど確かな技術力を持っていたブランドでもなく、「あのキャノンディール」が、最軽量バイクを打ち出してきたですから、之は不意打ちのような出来事でした。

フレーム重量695g。アンダー700の数字とキャノンディールというブランドを見たときには何かの間違いだろうと思わず目を疑った記憶があります。

軽量化に命と財布を燃やすマニアですら695gという数字を見たときには手を出すのが躊躇われる。

当時最軽量だったスコットaddictSLやサーベロR3SL何かが実測810g位。既に限界と思えるくらいにパリパリ張り詰めた感じもあったので、本当にそんな物がまともに走るのか。実物が出回るまではある種のキワモノ扱いを受けていたようにも思います。

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それが世に出回り、徐々にこのフレームの実情が世に知れ渡るにつれ、一番肝を冷やしたのは同業者達だったのではないでしょうか。

この重量で、この性能で、この安定性で、この価格。

ぱりぱりしていて、表面が硬くて、ピーキー。だって軽量フレームなんだからしょうがないじゃないか。それまでは軽量フレームとはそういうリスクを抱えて走る物なんだ、というのが通念だったはず。

その常識を覆し、軽量フレームでも当たり前のように走る事が出来る。それも高級ブランドならミドルクラスの価格帯でその性能を実現してしまったのだから当時の技術者達はどれほど肝を抜かれたことでしょう。

そんなこんなで第二次軽量化戦争の幕引きを担ってしまったこのバイク。これもまたロードバイクの歴史に名を刻むにふさわしい名車の一つと言えるのではないでしょうか。

そんな名車をコレクションに加える事が出来る機会がやってきました。今回は左チェーンステー、シートステーが見事に割れています。あとトップチューブに小さなクラック。これも繊維が逝ってます。

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という事で次回から実際に修理に入るのであります。僕も自分の体を軽量化したい。

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