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ひさしぶりにカーボンフレーム補修 新型EVO

結構久しぶりのフレーム補修です。おそらく最後にフレームを補修したのは・・んいつだ?695とVXRSを補修したのは2015年の夏で、その前になると、メソポタミアのウルで蛇の文様がきざまれた陶製の壷を直したのが起源五千年前くらいだったか?

その後、そアルカリ性の溶液とそれに浸された金属片が封入された状態でその壷が発見されて、世界最古の電池か?なんて某雑誌にて騒がれていた記憶がありますが。まあ、あの時代は当然のように電気が使われていたわけで何をいまさらといった感じではありますが。

と、壷の文様は蛇じゃなかったかもしれません。そもそも起源5000年前という数字も曖昧です。人の記憶というのは曖昧なもので、昨夜の夕食の献立も思い出せない始末であります。年はとりたくないもので。

そんなこんなで記憶をたどっていくと、おそらく最後にフレームを補修したのは昨年末に手に入れた近年カーボンフレームの名品、supersix evo himodだったような気がします。とその後に依頼されてデローザを直したか。

まあ、ずいぶん久しぶりのフレーム補修なわけであります。

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今回補修してまでほしいとのどから手が出てしまったフレームがこちらsuper six evo himod

またevoかよ。こうしてみると、やはりフレームとのめぐり合わせは不思議なものがあるようです。古代中近東にも電気を利用した水準の文明があったように。

新型のevo。アンダー700gの衝撃でデビューした前作から比べると、コンセプトを「バランス」としてあんまり変わらない見た目とともに売り出された新作はどうにもインパクトが弱い感じがしてしまうのは否めないところですが、その実態はいかに?

といいつつも、あのキャノンディールがロードバイクの一時代を築き上げた名作をリニューアルするのに、分かりやすい数値やエアロや変な構造をもりこまず正攻法で、バランスなんておよそ商業的インパクトのない売り出し文句で世に投じてきたモデル。むしろ気になるって物です。

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はい、リアステーがぽっきり逝っています。もちろんこのくらいはお茶の子さいさい。それにしてもほっそいステー。ちなみに今回のエヴォ、全体的にパイプ形状が前作よりほそくなり、さらにクラシカルで気品あふれる見た目になったような気がします。

折れたパイプをつなげるかどうか、それが問題ではありません。そのフレームに魂が残っているのか。無機物に魂が宿るかどうかはおいておきます。有機物で構成された僕たちに魂が宿っているのかどうか、という命題まで突き詰めなければならない問題なのです。

おそらく特殊な積層によって、乗り心地の肝を演出している新型エヴォのシートステーですので、乗れるように補強してしまえば、本来の乗り味からは少し変わってしまうのは当然の話。

それでも、このフレームはまだ走りたがっている。だれかこの叫びに気づいてくれ。そうオークション越しに新型は語りかけてきました。そう、ステー一本折れてしまったくらいではevoの魂は、エンジニアの熱量は決して薄まることはなかったのです。という妄想と言い訳によってまたしてもフレーム在庫が増えてしまったわけで。

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とりあえずサクッとつなぎます。人間で言うとサンボの達人と試合してへし折られてしまった腕ですが、気にせずギプスと接木で固めてボクシングヘビー級のチャンピョンとの試合に臨む関東最大の暴走勢力の頭(ヘッド)の状態でしょうか。

もちろんその試合においてギプスは公認凶器となりうるのですが、その場の勢いでフェンスに折れた腕ごとたたきつけて破壊してしまいました。「がんだむぅ」という漢たちの魂の咆哮が聞こえてきそうです。

何いっているかわかりませんよね。僕もよく分かっていませんが。

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最近寒くなってきました。冷えると樹脂の硬化が悪くなりますので、日当たりのよいところで少々放置。この後強度とともに表層を整える意味でももう一層カーボンを巻きつけて補修はたぶん大丈夫。

フレームの詳細は、まて次回。

「ひさしぶりにカーボンフレーム補修 新型EVO」への2件のフィードバック

  1. カーボン補修の記事を参考に自分で、NEILPRYDE社のナザレを補修しようと思っているのですが、もし宜しければ、オススメの樹脂やカーボンクロス、補修時に注意すべき点などアドバイスを頂けけないでしょうか?
    破損箇所はBBシェルです。
    圧入時にクラックが出来てしまい当初はあまり気にせず乗っていたのですが、最近明らかにクラックのある右側を踏んだ時にたわみによるパワーロスを感じます。

    1. コメントありがとうございます。&返信すっかり遅くなってしまい申し訳ありません。
      BBシェルですか・・・・詳細が分からないのでなんともいえないのですが、難しい補修になるかも知れませんですね。

      カーボンクロスですが、私も最近知ったのですが、綾織よりも平織りの方が強度が出るようです。
      樹脂は、一般的にネットで手に入る樹脂で十分だと思います。大事なのはいかに圧迫するか、余分な樹脂を追い出すか。
      あと、やはり加熱はしたほうがいいようですね。真空ポンプを使って樹脂を吸いだすつわものもいたりしますが、そこまでの
      技術は当方にはありません。

      あくまで個人的な方法なのですが、ダ○ソー等で売っている百円均一の二液性樹脂は粘度が高く硬化が早いのでかなり作業性が高いです。
      実際の樹脂の性能としてはどうなのだ?という意見もありますが、何本もこれで修理していて何の問題もおきていません。
      もしカーボン補修を始めて挑戦するのでしたら、この樹脂を使って練習してみるのもありではないでしょうか?

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