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カーボン補修の話 その5 ビニールテープ

家で割れたカーボンフレームを修理しよう。道具、資材調達が終わったらいよいよ施工に入っていきます。前回、カーボン補修三種の神器ともいえる

マッスルアベンジャー

マッスルインフェルノ

マッスルスパーク

の三つの筋肉大神殿の壁画に刻まれた技ではありません。

カーボンクロス

樹脂 (100円エポキシ)

ビニールテープ

について書きました。今回ビニールテープに触れて資材調達の項も終わりにしたいと思います。

このビニールテープにはある重要な特性があり、この特性が発見された事によって僕の中の家庭カーボンフレーム補修界に革命が起こった模様。

それは「エポキシ樹脂に反応しない」という事。

カーボンクロスに染みこませて、強化プラスチックを形成するエポキシですが、接着剤としても強力な性能を発揮します。

カーボンを初めガラス繊維はもちろんの事、各種プラスチック、金属、家族の絆、遺伝子、グリとグラ、まだ幼い妹の指先、大量の髪の毛、口うるさい上司の唇など、およそ身の回りの多くのものを強力な接着力を持ってくっつけてしまいます。

しかし、シリコン類とポリエチレンやらポリ塩化ビニルなんかはくっつけることが出来ないのです。この辺、ちょっと調べようとしたのですが、科学が苦手でなんだかややこしいので挫折します。とにかく、ビニールテープ、もしくは絶縁テープなどと呼ばれているものはエポキシには反応しないのです。

ここで、カーボンのドライとウェットの違いを思い浮かべてみてください。現在の殆どのカーボンフレームはドライカーボンにて作られています。しかしドライカーボンは一般家庭では殆ど精製不可能です。

限りある資材と技能の中でウェットカーボンをどこまでドライの性能に近づけることが出来るのかが、肝になってくるのです。

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ウェットカーボンは樹脂のゼリーの中に炭素繊維が漂っているようなイメージを、ドライカーボンは炭素繊維そのものが僅かな樹脂でぎちぎちに固まっているものをイメージしていただけるとよいかと思います。

つまり、ウェットカーボンの、炭素繊維の周りに漂っている余分な樹脂を締め出し、炭素繊維同士をギチギチに押し固めることが出来れば、ある程度ドライカーボンの性能に近づけるのではないでしょうか。

そこで、このビニールテープの伸縮性の高さとエポキシにくっつかない性質を利用して巻きつけたカーボンをギチギチに圧迫してあげるのです。そして樹脂硬化後にテープをはがすと、あら不思議。余分な樹脂が押し出され、圧縮され目の引き締まった見事なカーボン素地が白日の下にさらされるのです。

この工程を経たカーボンと経ていないカーボンでは、ライザップに通った後と通う前くらいに差があるのです。

脂肪に覆われてタプタプと豊かに波打つ、豊穣な母なる海を思わせていた三段腹。芸名をつけるなら三段腹郁恵とでもつけましょうか。僕の小学生時代のあだ名と似通っているのは気のせいです。それが。

それがなんと結果にコミットしたことによって肉と肉の隙間にお菓子を隠せてしまいそうな位だったお腹の脂肪は消え去る。ぴくぴくと脈動し、暗闇の中でもそこだけ僅かに光を放っているようなそれはそれは美しい筋肉が浮かび上がってくるのです。

そうして鍛え上げられた筋肉は銃弾すら跳ね返し、うっとりした目で触ってくる婦女子の指を突き指させ、アンディとフランクと会話ができるまでに。

これはあくまで筋肉の話ではなく、そのような圧迫することによって素晴らしいカーボン素地を貴方も作ることが出来るのです。ちょっとやってみたくなったでしょう?大胸筋がぴくぴくしてきたでしょう?

 

さて。

中には家に真空ポンプと巨大な低温オーブンを持っていて、擬似オートクレープみたいなことが出来る兵もいるかとは思いますが、あくまで一般家庭の話です。

と言うわけで、必要なものは大体そろいました。カーボン以外は100円ショップで十分そろえることが出来ます。後は紙やすり、ハサミ(実は通常のハサミでカーボンクロスを十分切れる)ローラーカッター、下敷き、大量のプリンター用紙なんかがあれば十分でしょうか。

さて、それではいよいよ施工に入っていきましょう。

カーボン切抜きと樹脂の浸透へ続く

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