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カーボン補修の話 その6 カーボンを切って樹脂を染みこませる

今回使う物。

カーボンクロス、樹脂、ビニールテープの三種の神器。

ハサミ、プリンター用紙(新聞紙とかでもいいですが)

あとお腹が減った時にバナナがあると仕事が捗ります。樹脂を使う作業ではどうしても指先が汚れてしまいます。

汚れた手でバナナを摘むことに抵抗がある人はあらかじめ牛乳なんかでシェークを作っておくと尚良いでしょう。牛乳を豆乳に変えると更にヘルシー。なおかつイソフラボノが抜け毛を予防してくれます。

抜け毛と言えば、まだ戦乱時代の中国でこんな逸話があるとか。

中央政府の圧政と重税に苦しんでいた少数部族がありました。その部族の女性の髪の毛はとても上質だったそうで、未婚の女性の髪の毛を集め、結って束にし、一振りの鞭を作って皇帝に謙譲したそうです。

その鞭は非常にしなやかで、腰があり、達人が振るうなら生きた大蛇を思わせるような恐ろしい動きを見せたそうです。そしてどんな刃も通さない硬さと、シルクの光沢を放っていたとか。

最終的にこの国に革命が起こり、皇帝は絞首刑にさらされます。そのときに使われたのはロープではなく、この鞭だったとか。それは圧政に苦しむ部族の怨念が込められていたそうです。それ以来、政権が変わる度にこの鞭は多くの権力者、政治的犯罪者たちの首をつるして来たのです。

中には首に巻きつけられただけで、大蛇に首を締め付けられるような幻覚に陥り、そのまま発狂してしまう者もいたとか。そしてこの鞭はいつしか呪いの鞭と呼ばれるように・・・・

というのは嘘です。

 

カーボンを普通に切ると、切り口がほつれてどんどんクロスが分解してしまうので、切り抜く形に合わせてテープで補強しておこう。という記事を見かけます。が、個人的にはこの方法では積層するときにテープの残りが邪魔になってしまうので、特に気にせずハサミでジョキジョキ切ってしまいましょう。

樹脂とクロスの扱いに慣れてくると、クロスをほつれさせずに積層させられるようになってくると思います。

適当な大きさに切り抜いたクロスに、樹脂を染みこませていきます。ちょっと難しい言葉を使うと「含浸(がんしん)」とか言いますね。唐から海を渡ってきたお坊さんの中にいそうな名前です。

 

樹脂をプリンター用紙の上に絞り出します。別にプリンター用紙である必要はないのですが、なるべくしっかりした紙がいいです。

A液とB液を等量に混ぜ合わせる。とあります。この計量をシビアにやらないと固まらない、という意見もありますが結構目分量でやっちゃってます。攪拌はしっかりやりましょう。まあ、大体固まります。

この樹脂、気温が低いと粘度があがってしまって搾り出すのに一苦労します。これからの季節なんかは特に。寒いときはあらかじめストーブの近くにおいて少し柔らかくしてあげるのもいいと思いますが、近づけすぎると発火するかもです。

家事で丸焦げになった家をカーボンで補修するのもまた乙な物ですが。

良く混ざり合った樹脂を、紙の上に置いたカーボンクロスに乗っけて伸ばしてあげましょう。意外にしっかり樹脂を置いてしまっていいです。がやり過ぎると仕上がりに影響します。全体がシットリ湿るくらいでしょうか。びちゃびちゃにしないようにしてください。

この辺は何回が繰り返せば感覚がつかめるでしょう。

カーボンクロスは高いので安価なガラスクロスで何回か練習してみてもいいかもしれません。

余談ですが、ガラスクロスに樹脂を当てると含浸させた部分が透明になっていくので、樹脂がちゃんと入っているかの確認が出来ます。ですがガラスクロスを透明に出来るほどの量の樹脂はカーボンには入れすぎなので、注意してください。

さて、これでカーボンフレームの元となるCFRP(炭素繊維強化プラスチック)の原料が出来上がりました。これをぺたぺたと貼り付けていけばいいわけです。

一般的な樹脂はかなりサラサラしていて施工箇所に貼り付けても直ぐに剥がれてしまってイライラが募るのですが、100円のエポキシは5分もすると樹脂に粘着力が出てくるので、貼り付け作業が楽なのです。この辺も100円樹脂の使いやすい所。

そのⅦ かわいいあの子の前歯がカーボンでコーティングされていたら、に続きます

 

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