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ピザと世界七不思議の意外な関係 ~シェーキーズ談話 5~

前回の生地、じゃなかった記事はコチラ

JR高田馬場駅早稲田口を降りる。
手塚治虫がこよなく愛したこの街、

駅改札を出ると目の前に手塚キャ
ラ総出演の壁画が現れる。

なかなか粋な演出でありながら、日本

有数の大学早稲田を東に据え、常に新
しいものに流されていく若者の街にお
いて、
過去の遺産に目を向ける人は
あまりいない。

そんな中、ロータリー右手の坂を上が

っていくとそこだけすっぽりと切り取
られたように数十年前の古き良きアメ
リカが姿を表す。

そう、僕が愛してやまない

「シェーキーズ高田馬場店」がここに
ある。

今日はちょっと趣向を変えてシェーキ

ーズから離れてみよう。

シェーキーズの門をくぐる前に、一度

立ち寄って欲しいところがある。

それは「BOOKOFF」

世界七不思議に数えられるアレキサン

ドリアの大図書館の書士が今の
この時代タイムスリップしたなら、
スカイツリーやアベノハルカスなんか
見向きもせずにこのBOOKOFFに缶詰
したことだろう。

昨年末まではちょうどシェーキーズ裏

手に小さいブックオフがあったのだけ
れど今年に入って潰れてしまった。遺
憾の極みである。

駅を左に下った処に大きめのシェーキ

ーズ、じゃなかったブックオフがある
のでそこで我慢していただきたい。

ブックオフで文庫本を買い、シェーキ

ーズでピザを愛でながら活字を目で追
っていく。

日本人でよかったと心から思える瞬間
である。

この際、本はなんでもいい。後述する

がピッツアを食べながらの本は何でも
非常にインタラスティングなのだ。
 どんな本からでも揺るぎないドグマを
見出すことができる。

どちらかというと、ある程度砕けた内

容のほうがいい。ピザソースの付着を
免れないからである。
ピザソースがページにこびりついてい
ない書物は僕の蔵書の中に数える程し
かないのではないだろうか。

気に入った本を手に取り、レジに向か

ったら、あとはもう前に進むだけである。

赤信号がこれほど長く感じる道のりはない。そんな人生を味わえるのも幸せだ。

シェーキーズの門をくぐり、

「niceシェーキー!」の言葉に自然と頬が緩む。

あとは思い思いにピザを取り、座席で文庫本を片手にピザを噛みちぎる。

チーズ、ソース、生地、活字
チーズソース生地活字
チースゾーザピ地活字
チー字ピ活ソーザ・・・

やがて全ては溶け合い、一つになっていく。
文字を目でおい頭に記憶するのではなく
ピザを目で追い字を味わうようにな

ってくる。

活字を体全体で捉えるようになる。

 だから自然と読書が進む。

文字の何気ない行間の味が見えてくる。
その作品の中に展開されるドグマに触れる。

読書シェーキーの味を一度覚えてしまうなら、普通の読書がいかに味気ないか
わかるだろう。

ただし、店に迷惑をかけるなかれ。
常に紳士たれ、これがシェキラーの第一条件である。

本を読み終えるなら、自然と

「ごちそうさま」の言葉が
本の作者に、ピッツアを作ってくれた
スタッフたちに、そして神への感謝と
ともに口からこぼれる。

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